サクソバンクの外国株取引手数料が改定された

欧州個別株取引再考

取引所 手数料 最低手数料 上限手数料
米国 取引金額 x 0.2% 5USD 15USD
ロンドン 取引金額 x 0.5% 8GBP 設定なし
ドイツ 取引金額 x 0.5% 12EUR 設定なし
ユーロネクスト 取引金額 x 0.5% 12EUR 設定なし
トロント 取引金額 x 0.5% 25CAD 設定なし
中国 取引金額 x 0.2% 40CNY 350CNY
香港 取引金額 x 0.2% 40HKD 450HKD

 6/22より米国以外の外国株手数料が改定された。従来欧州株は取引金額x0.1%だった(別途、為替手数料0.2%必要)。現在、ドイツテレコム、アクサ、グラクソ・スミスクラインをホールドしており、ウォッチリストにシーメンスアリアンツネスレーなどを入れていただけに、欧州個別株取引は当面見送り、ETFでの代替検討。
なお、米国株取引は、引き続き米ドルがFXから現引き可能・取引手数料は約定代金x0.45%のSBI証券がメインで、取引手数料がゼロのFirstrade(←Union Bank←TransferWise)をサブとする。

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ドイツ株(シーメンス)の取引費用

欧州株ETF

シンボル 名称 総額($MM) 経費 利回り 6/19終値 ベータ
VGK Vanguard FTSE Europe ETF $11,144.84 0.08% 3.80% $50.61 1.06
BBEU JPMorgan BetaBuilders Europe ETF $4,949.99 0.09% 4.05% $22.23 0.00
EZU iShares MSCI EMU ETF $4,039.43 0.49% 3.44% $36.15 1.11
IEUR iShares Core MSCI Europe ETF $3,444.63 0.09% 3.91% $42.71 1.04
EWG iShares MSCI Germany ETF $2,141.21 0.49% 2.87% $26.75 1.17

 ドイツのみのETF(EWG)以外は減配がなければ3%以上の利回りが見込めるものの、年初から10%以上ドローダウンしている。

日米の投資環境

 取引手数料は下がることはあっても上がるとは思いも寄らないことであった。 日本の投資環境を株取引にとどまらず米国と比較してみると、以下のように劣後していると思わざるをえない。
ロボアドバイザーについては、日本のウェルスナビやTHEOに対して米国のWealthfrontやBetterment。
PFM(個人資産管理ツール)では、日本のマネーフォワードに対して米国のPersonal CapitalやMint。
 ただし、日本の証券会社のリアルタイム入金のサービスなどはすばらしいと思う。