アフターコロナの投資について

これまでの投資遍歴

 初めて証券会社(野村證券)に出向いたのは2000年4月で、新卒で13年間勤めた会社を退職し持株会で購入した株を売却するためだった。そして初めて自分が購入したのは島津製作所の株であり、同じ年の11月、ネット証券のDLJディレクトSFG証券(現 楽天証券)に口座開設した。そこでは浜松ホトニクスなどを買ったように思う。

 Apple株を$15?だったかで100株購入したのは「MACお宝鑑定団」でAppleの経営危機から株購入による救済運動のような記事があったときであった(株式分割が行われているようで当時の株価は定かでない)。でもイートレード(現 SBI証券)への株式移管を試み、面倒だったことから$28で売却してしまったのは、思い返すと惜しいことをしたものだ。当時、米国株では失敗も多く、TransmetaSun MicrosystemsMaxtorなどをホールドしていたことが記憶に残っている。日本株では映画の優待券欲しさに買った武蔵野興業株は半値になったこともある。

 2004年頃は日本株スイングトレードで結構儲かった時期で、もっぱらマーケットスピードのボリンジャーバンドで売られすぎ銘柄を買っていたように思う。しかし、本格的に上昇トレンドに入ったことに気づかずアドバンテスト空売りで損失を出し、スイングトレードはやめることにした。

 リーマンショック時に投資を再開(WBSロバート・フェルドマン氏の日本株への買い場発言を信じ)、落ちるナイフを掴みに行き、さらにナンピンで評価損拡大、一部損切りしたり、その後の戻り相場で売却したが、トータルではマイナスであった(加えてFXでロングしていた豪ドルを途中売却したこともある)。

 海外口座開設(Union Bank、Firstrade、Interactive Brokers)をはじめたのが2010年10月。QQQを購入しようと考えたが結局買えず、ドイツDAXに連動するETF(EXS1.DE)を買ったりしていた。日本株ではスマートグリッドへの期待から関西電力株に手を出したのもこの頃であった。

 その後、昨年までは国内および海外の債券投資をメインとするようになった。特にFirstradeでの米国の債券の取り扱いの豊富さにはETF同様、驚かざるを得ない(米ドルの海外送金がネックではあるが・・・)。

そして、コロナバブル下での投資方針

 厚生年金の加入年数が30年にも満たないので、65歳からの年金額は月10万円程度の見込み。少なくとも月20万円を必要とする身から投資せざるをえない。マネックスオンラインセミナーなんかでは、米国株ならGAFA+M必須のグロース株を推奨しているが、第二波、米中対立、大統領選挙のリスクを考えると割高に思える。

 そこで基本的な投資方針は、以下とする。

1) 米国ETFメイン

2) バイ・アンド・ホールド

3) インカム重視

 現在のキャッシュ比率70%程度で、押し目待ち(高値掴みは避けたいので)状態なのだが、米ドルの待機資金先としての現在の米ドルMMFは金利が低すぎる。押し目が来ないことも想定し、高配当ETFとして、定番のiShares Preferred and Income Securities ETF (PFF)より流動性は低いものの、経費率が0.23%のGlobal X U.S. Preferred ETF (PFFD)を、テンポラリ投資先としたい

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Global X U.S. Preferred ETF (PFFD)

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米ドル建てアセットアロケーション

 そして、今更ながらジェレミー・シーゲル教授の「The Future for Investors」を読み始めた。日本語訳は「株式投資の未来」。